対人関係と自己理解の講座「True Communication」は、ユング心理学におけるタイプ論や、アメリカの心理学者デイヴィッド・カーシーによる気質研究を基盤とし、カリフォルニア州立大学フレズノ校 名誉教授 ハワード・カツヨ氏が、日本人の社会や文化・価値観に合わせて20年以上かけて日本国内で発展させてきた、コミュニケーションプログラムです。
これまでに延べ17,000人以上が受講し、医療・福祉・教育・企業・行政・地域活動など、さまざまな現場で活用されています。
人にはそれぞれ、生まれ持った“気質”に基づく思考や行動のパターンがあります。
True Communication では、この「気質」という考え方を通して、自分の特性や強み、周りの人との関わり方を深く理解していきます。
特徴は、誰かが「あなたはこのタイプです」と決めるのではなく、またチェックリストで機械的に分類するのでもありません。
対面でも、オンラインでも、体験型のワークを通して、見て・聞いて・感じて、自分自身が“自分の気質”を探り当てるプロセスを大切にしています。
グループでの対話や他者の視点に触れることで、違いに気づき、関わり方のヒントが生まれ、自然とコミュニケーションの質が変わっていきます。
このプログラムは、人間関係の改善、チームワーク向上、多職種連携、ストレス軽減、自己理解の深化など、職場・学校・家庭など、あらゆる場面で活かすことができます。
「True Communication」
気質を手がかりに、人と自分の理解を深めていくことで、 お互いの違いがストレスではなく “活かせるポイント” として見えてくる。 そんな学びの場です。
【こんなこと、ありませんか?】
「あの人はどうして、こんな反応をするんだろう?」
「こういう相手は苦手だ。どうもうまくやれない……」
「どう言えばわかるのかな、話が通じなくてまいったな!」
……そんなふうに腹が立ったり、混乱したりして、ストレスを抱えることはありませんか?
意外と多くの人が、自分と異なる相手が理解できずに苦労していたり、そもそも自分本来の持ち味に気づかず周囲に合わせて無理していたりします。
TCを学ぶと、身近な関係も、仕事の上でも、ストレスが減ってお互いの「違い」が活かせるようになります。
TCプログラムの3つの柱は
自分を知る
相手を知る
お互いの違いを受け入れる
とてもシンプルですが、頭で理解するのではなくワークを通して実感することで、多くのことを得られます。
・自分の「個性と強み」に気づけます。
・苦手だった相手の「考え方・感じ方」や「大切にしているもの」が理解できるようになります。
・この「違い」を尊重することで、人間関係がスムーズになり、ストレスが減ります。
・「違い」を前提にしたコミュニケーションやコラボの力を磨くことができます。
・自分本来の力を発揮しやすくなり、チームとしての力も伸ばすことに繋げられます。
・お互いの「違い」を活かすことで、多職種連携を進めることができます。
安定を必要とする【秩序タイプ】にとって何よりストレスとなるのは、予定がくずれたり、突発的な事態で手順や規律を乱されることです。
もともと日本はルールや枠組みを重視する社会だけに、秩序タイプの傾向が強い人は過剰に責任を背負い込みやすいのです。
あらゆる物事を間違いなく進めなくてはいけない......。
状況をすべて把握しコントロールしなければ……。
こうして消耗してしまいがちです。
もともと調和タイプは「気疲れ」「人疲れ」しやすいのです。単に人の存在に疲れるのではありません。
周囲の意向を「察して」動くためにエネルギーを使うので、察しあいがスムーズにいかないとへとへとになります。
【自由タイプ】は本来、自由に生きることを大切にします。
ところが日本ではまわりに合わせることが大事にされ、周囲の方針に従うことや、周囲との和を保つことを期待されます。
これが自由タイプにとっては「縛られる」ストレスになるのです。
人によっては小さい頃から問題児と見なされ、自分本来の持ち味をマイナス面としか自覚していなかったり、長いこと奥にしまいこんでいることもあります。
【探求タイプ】が力を出すために欠かせないのは、「関心あるテーマ」「自分が納得できること」「集中できる時間と空間」。
これが得られないのはストレスです。
たとえば、無駄に思える作業を強制されたり、急かされて自分のペースが保てなかったり、いわゆる世間話や情緒的なやりとり……いずれも苦手なのです。
探求タイプにとっては、人間関係や場の空気といったことより、客観的な事実と理論の筋道が大事です。
文字だけでは五感の一部しか、使っていないからです。
ですからこれはほんの入り口だということをお忘れなく!
文章を読んで「自分はこの気質だ!」と思ったとしても、実際に講座に参加してワークをしてみると、「あれ?」ということになる人が多いのです。
育った環境や、今おかれている立場や役割などで、「自分はこういう性格なんだ」と思いこんでいたり、本当は魅力的な個性を弱点だと考えて押し隠している場合もあります。さらにそもそも、「一つだけの気質」に当てはまる人などいません。
仕事とプライベートでは、「表に出す気質」が違っていることもあります。
TCプログラムでは、皆が全部の気質を自分の中に持っていると考え、4つの気質の順番や比重を見ていきます。もっともフィット感が強い気質を「第一気質」と呼び、そこに与える第二気質や第三気質の影響をみていったり、弱みでもある第四気質と向き合ってみたりするのです。
自分本来の持ち味はどこにあるのか?
これからどのように伸ばしていくことができるか?
さまざまなタイプの人と、どうすればスムーズな関係がもてるのか?
……ぜひ講座に参加してみてください!
2000年初頭より本格的にプログラムの開発が始まったTRUE COMMUNICATIONも、前段階のプログラムを通して、日本国内での受講者数が延べで17,000人を超え、社会福祉法人や医療関係、また保険会社やITやゲーム会社、エンターテイメント会社など様々な企業や団体からの受講者が増えています。
自分の感じる当たり前が、人にとっては当たり前じゃない、そんな頭ではわかっている事が当たり前じゃないと体験できるのがこの講座。
そんな体験を通して、職場での人間関係を改善したい、プライベートでの身近な人との関係を改善したい、そんな人たちが続々と受けています。
ものの見方や大切にするものが相手と違うと、「この人はどうしてわかってくれないの!」とイラついたり、自分の感じ方に自信が持てなくなったりしがちです。
でも一人ひとりが違うのは当たり前のこと。
むしろ違うからこそ、家庭でも職場でも友人どうしでも、人とのつながりが力を生みます。
「一人ひとりの違いが、みんなの力になる」のです。
TCの講座ではそれを理屈ではなく、体験を通して理解できます。
すると――
つまり「違い」を前提にすることで、人間関係やコミュニケーションが楽になり、より「自分らしく」生きられるのです
日本の社会は、個人よりも役割が優先される傾向がいまだに強く、たとえば親として、子どもとして、先生として、学生として、男として、女として、「こうふるまうべき」という枠がかなりあります。
その枠の中で「みんなと同じに」やっていくことは、かなりのストレスがかかります。
「人と同じにできない自分」を責めたり、「自分と同じように感じない・行動しない人」の存在に傷ついたり、腹を立てたりしているのです。
そこにエネルギーを使って消耗してしまうため、自分本来の力を輝かせることができない。 せっかくもっている輝きが、窮屈な枠の中に閉じこめられている。
もっとみなさん、きらきらと輝けるはずなのです。
「人と違っていてはいけない」という思いこみをはずすには、頭で理解してもダメです。 自分の全身を使ってわかること。 耳、心、目、頭、口、体の全部を使って学び、行動することが必要です。
TCのプログラムは、理屈ではなく感覚でパッとつかめて、周囲の人間関係や自分自身をとらえる土台として役立ちます。 文字で読んで終わりではなく、セミナーに参加してください。 カラーの説明を読んで、「そうか、私はこういうタイプだ」と納得したとしても、それでは単なる性格判断で終わってしまいます。
グループの中で起きるダイナミクス(力動)があって初めて、自分の中に気づきが生まれたり、「これでよかったのだ」とホッと安心したり、他の人への見方が変わっていくことを体験できます。
それを職場でのチーム運営に活かしたり、教育・援助の現場で役立てたり、周囲の人との関係をもっと豊かなものにしていくことができます。
自分らしさは、人それぞれ違います。
大切にしていること、心が落ち着く環境、 頑張れるときのスイッチや、無理を感じるポイントも、人によってさまざまです。
TCは 「どう生きるのが正しいか」を教えるプログラムではありません。
4つの気質を手がかりに、 本来の自分の傾向やニーズに気づいていく体験型の講座です。
無理に合わせて疲れていないか?
自分を後回しにしていないか?
TCは 「自分を知り、ラクに生きるためのヒント」を与えてくれます。
多職種連携は、「わかり合っている前提」で進めると、たいてい詰まります。
多職種が関わる現場では、それぞれの「違い」によるすれ違いがよく起こります。
専門や立場の違い、判断の優先順位、関わり方や行動のタイミング……。
TCでは、そうした違いを一人ひとりの「気質の違い」として捉え、これまで噛み合わなかったやりとりの背景を、まずは個人の気質の違いを通して丁寧に見つめていきます。
なぜ話が通じないと感じるのか?
どこで連携が止まってしまうのか?
TCは、多職種連携を“理想論”で終わらせず、気質の違いを前提に、協働が成り立つ関係をつくるための手がかりを、体験を通して見つけていく講座です。
人が大切だからこそ、人との関係で疲れる
対人援助の現場は、「人と向き合う力」が問われる場所です。 同時に、それは援助者自身が対人関係のストレスを抱えやすい場でもあります。
利用者・患者・子どもや保護者との関係。
そして、職場内の同僚や上司・部下とのやりとり、多職種との連携。
目的は同じでも、考え方や優先順位、関わり方の違いが重なると、すれ違いは起こります。
TCでは、そうしたすれ違いを「性格の問題」や「努力不足」で片づけず、 一人ひとりの“気質の違い”として捉え直します。
なぜ疲れやすくなるのか。
どこで関係がこじれやすいのか。
そして、自分の強みをどう活かし、弱い部分をどう補えばいいのか。
TCは、援助者が自分をすり減らさずに、より良い関係を築いていくための手がかりを、 体験を通して見つけていく講座です。
様々な企業・団体でTC講座を実施しています
TCは、医療・福祉の現場から、大手保険会社、エンターテインメント企業、ゲーム会社、一般企業、各種団体まで、企業研修・団体研修として、毎年およそ30〜40件、さまざまな組織で実施されています。
業種や規模が違っても、職場で課題になりやすいのは「人間関係によるストレス」や「コミュニケーションの行き違い」です。
「この人は苦手だ。どうもうまくやれない……」
「どうすれば、上司は私のやり方を理解してくれるのか?」
「何度言っても通じない。どうなっているんだ……」
TCでは、こうした行き違いを「性格」や「相性」だけで片づけず、 価値観や仕事の進め方の“違い”として整理し、互いを理解するための共通言語をつくります。
対人関係のストレスが減ることは、職場の士気やチームワークを支え、 結果として、仕事の進めやすさや生産性にもつながっていきます。
TC講座を日本で始めた2000年代初めのころから、 ハワード・カツヨは「講師が前に立って教える講座」ではなく、 一人ひとりの参加者が主役になる場を大切にしてきました。
そのために必要だったのが、 答えを与える人ではなく、 参加者それぞれの気づきや力が立ち上がるプロセスを支える存在”ファシリテーター”でした。
しかし当時の日本では、 「ファシリテーション」や「ファシリテーター」という言葉自体が、 まだほとんど知られていない時代でした。
そんな中で、TC講座では、人の内側にあるものを引き出す場には、 専門的にその役割を担う人が必要だと考え、 ファシリテーターの養成を続けてきました。
現在、TCの認定ファシリテーターは約100名。
それぞれの職場や団体、地域、学校など、 さまざまな現場でTCの考え方と体験を届けています。